損切りに失敗しないいようにするためには
損切りポイントを決めずにポジション(エントリー)をとることは
ブレーキのない車で坂道を全力で下りるようなもの。
結果として死なないかもしれないが、死の恐怖のスリルを味わいたい者だけがするものである。
逆説的に言うと
自分の資金を守るために損切りポイントを決めずにポジションをとってはならない。
常にあらかじめ決めた水準で損切りしなければならない。
熟練したトレーダーであっても実行できるものは少ない。
なぜ損切りを実行することが難しいのか?
それは損切りポイントで売ることは
自分が間違えたことを認めることになるからである。
損切りは自尊心を高めることにはならないし、自信を深めることにもならないからである。
本物のトレーダーは、この困難を乗り越えることを学んでいる。
どうしても損切りのルールを守ることが難しい場合には半分だけ損切りするくせをつけることから始める。
感情のないロボットのように厳格に損切りを実行するするには時間を要するものであるからだ。
損切りは苦痛である。
躊躇せずに損切りできないトレーダーはとっての苦肉の代替案である。
ポジションを解消したいという衝動と反転に期待したいという衝動の双方を満たすものだからである。
半分は満たされるが依然残りの半分の問題は残るが次の方法を模索できる。